意外と知らないシルバーの話
恋人同士。ペアで指輪を手にするのにおすすめなのは、クロムハーツです。クロムハーツといえば、重厚なデザインにシルバー素材のアイテムを思い浮かべるでしょう。銀色の輝きに呼応するかのようなデザインは、世界中で根強い支持を集めています。
ではクロムハーツの指輪の素材に使われているシルバーとは、どういった素材なのでしょうか。掘り下げてみました。
シルバーの特徴
シルバーの特徴としては、電気と熱が通りやすい性質を持っている点でしょう。電気の通りやすさを「電気伝導率」。熱の通りやすさを「熱伝導率」と言います。電気の通りやすさは精密機器分野に、熱伝導率の高さは太陽電池に活用されています。
そして忘れてはならないのが、光の反射率です。シルバーを含め多くの金属は、自ら光っている訳ではありません。周囲の光を取り込んで、反射させているのです。反射具合を示した「反射率」において、シルバーは最高ランク。つまり素材そのものの輝きに関しては「ずば抜けている」と、科学的にも証明された形になります。
お守りとしても使われてきた
シルバーは、昔からお守りとして使われてきた歴史があります。現代でもお守りの要素は強く、とある寺ではシルバーのお守りを販売しているほど。また「シルバーブレット」には、魔物を退治する働きもあるとされています。
「シルバーブレット」とは、銀で出来た銃弾のこと。魔物は通常の銃弾で打ち込んでも歯が立たないものの、銀の銃弾を撃ち込めると一撃で仕留められるというものです。
メインはジュエリー
シルバーは独特の輝きを活かし、ジュエリーにもよく使われています。意外と身近な素材になるため、若い層に大人気。
ジュエリーとしてシルバーが使われる場合は、ロジウム加工が施されています。ロジウム加工とは、シルバーの変色を防ぐために施されるもの。またシルバーは柔らかい素材であるため、本来はジュエリー加工に不向きの素材。そこで「割り金」を使い程よい硬さにして加工を施します。ただクロムハーツの指輪の場合、使われているシルバーはほぼ純銀となっています。